韓国の古いお寺「伝燈寺」からひき続き、江華島の観光続きます。
目次
江華島の江華歴史博物館で韓国の歴史を学ぶ!
江華島の歴史、そして韓国の歴史が学べる、江華歴史博物館にやって来ました。
この日は土曜日だったのですが、小学生が大勢来ていて入り口付近は大変混雑の様子…。
そんな小学生たちに混ざって中に入ります。
入場料と観覧時間
入場料は大人が3,000ウォンで、子供は2,000ウォン。
観覧時間は朝の9時から午後6時だそうです。
博物館内部は2階に分かれて展示場があります↓↓
入るとチケットオフィスがあり…
チケットを買ったら早速2階へ…観覧は2階から!
館内には江華島の歴史が、いかに韓国建国の歴史にとって重要なのか…というところを語る展示物の数々…。
これはユネスコの世界遺産にも登録されているコインドルがどのようにして作られたかの再現がされています↓↓
私たちもコインドル見学してきました!(その話は後ほど出てきます)
絶妙な角度で3つの石が組み合わされていて、現代までその姿を保っているコインドルですが、ほかにも韓国内にいくつかコインドルがあったのでは…という痕跡があるようです。
が、現代までその姿を保っているのはこの江花島のコインドルだけだそうです。
韓国の焼き物も年代別に展示!
私はあまり韓国の陶磁器など食器類には詳しくないですが、そんな韓国古来の食器の歴史も学べます。
王朝時代に貴族が使っていたものや、そのほか特別な用途のあるものなども、説明付きで展示されていると、想像力が掻き立てられます。
これは、お祭りの時などにお酒を入れる器↓↓
韓国史を時系列に…
先史時代から始まり、韓国の歴史が事細かに説明されています。
その時代それぞれの国交などを現した地図などもあり、どことどこが戦争になっていて、どこがどこへ攻めてきて…などという話だと思うのですが、義務教育しか日本で受けていない私はアジア史もかなり疎いので、説明をしていただいても予備知識の少なさが目立ち、少し残念な気持ちになりました。
下の地図は高句麗時代のもの↓↓
こちらは高麗時代↓↓
その他は家財道具などの展示物もありました。
韓国の伝統的な家具↓↓
ヒンジ部分の形が、日本でいう家紋のようになっていて、それぞれデザインが違うみたいです。
またしても色々な用途に合わせた食器の展示…お墓に一緒に埋められていたものもあるそうです。
こちらもお墓に埋められていたりした装飾品の数々…↓↓
貴重な木彫りのハンコのように使った大蔵経(経典)です。↓↓
手作業で木彫りされた後に、漆が塗ってあります。
たま~に、日本語での説明書きもあるようでしたが、基本は韓国語…たまに英語があり、中国語と日本語の説明書きは、あまり目にしませんでした。
入り口で出会った小学生たちも、しっかり勉強していました↓↓
この江華歴史博物館には江華島のもう一つの目玉観光スポットである「伝燈寺」で起こった出来事も、もちろん再現展示されています。
伝燈寺についてはこちら⇒韓国の歴史好きにはたまらない!ソウルから日帰り圏内仁川にある「伝燈寺」
ここの場面はフランス軍が伝燈寺に攻め入ってきたところ↓↓
もちろん、日本軍のことについても描写があります。
日本軍↓↓
江華の支石墓群(コインドル)
さて、江花島まで来たのだから、ユネスコに世界遺産登録してあるところはおさえておかないといけないですよね!?
江花島にはコインドルという世界遺産があるのですが、何の変哲もないススキ野原の中にあるようです…この道を進んでいきます↓↓
ちなみに、場所は江華歴史博物館の目の前に位置しています。
周りを見渡しても何もなくて、本当にイギリスのストーンヘンジのようです。
そのような原っぱを、こんな道をたどりながら一周できるようになっています。
これが世界遺産の江華の支石墓↓↓
ちゃんとユネスコのナニナニ~と書いている石碑があります↓↓
ストーンヘンジを見た時も「ただの石だ…」と思いましたが、こちらも相当なただの石感を醸し出しています。
ちなみに、こんな形をしていますが、紀元前1,000年~100年ほどに造られたお墓だそうです。
韓国のほかにもイギリスやフランスにもあるようですが、韓国の位置する朝鮮半島には数多く残っているそうです。
一応説明書きがあったので、写真載せておきます。
別の角度から…↓↓
コインドルと江華歴史博物館へのアクセスはコチラ
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住所:인천광역시 강화군 하점면 부근리 350-4
電話番号:032-934-7887
歴史の博物館としての規模はそこまで大きくはないですが、韓国建国に関わる歴史など、地元江華島にて起こったことを中心にジオラマで再現されたり、江華島の人々の生活が再現されていたりして、韓国語がそこまで分からなくても、展示物を見て回るだけでも良かったです。
江華島の伝統工芸品づくりの体験をしてきた!
続いては、対岸に北朝鮮が見える丘の上に建つ花紋席文化館に行ってきました。
北朝鮮初めて見ました↓↓(対岸の山)
花紋席文化館に入るところ…相当急な坂でびっくり…冬は上れないのではないか…と心配になりました。
坂を上りきると、花紋席文化館があります。
外観はこんな感じ↓↓
入館料は大人1000ウォン…100円程度です。
館内には江華島の伝統工芸品である、花紋席(花ござ)の展示があります。
江華島に元来伝わる伝統工芸品で、昔は嫁入り道具としての意味合いもあったようです。
現在は人間国宝であられるアーティストの方が江華島にはいらっしゃるようですが、後継者がおらず、なかなか需要の少ない現在では、作れる人も少なくなってしまっているようです。
どこの国も一緒ですね…でも伝統工芸なので、今後も次の世代につなげていけるように、すそ野を広げ、知名度を上げるためにも、この文化館では花ござづくりの体験もできるようになっています。
ちなみにですが、原材料となるのはイグサという植物で、韓国のほかの地域でも栽培されているようですが、この江華島のものが一番丈夫で質もよく、上等な作品ができるとのことです。
なので、江華島の花ござは昔からとても有名だったようです。
材料イグサのホルマリン漬け展示↓↓
実際に触ってみると、畳よりもう少しつるつるしていてツヤのあるような感じでした。
ちなみにですが、イグサはわざわざ栽培していたようです。
稲作のように田植えから始まり収穫まで…自然にある天然のイグサは使わず、江華島の花ござは、丁寧に栽培されたイグサを使います。
そんな重要な材料であるイグサの栽培工程も再現されていました↓↓
最終工程↓↓干しています…!
そして完成品になるまでの、作り方の工程も展示されていました↓↓
どれもこれも色がきれいでした!
実際に編んでいるところを等身大の人形を使って再現↓↓
さらには、昔はこのように使われていました…との、生活用品(嫁入り道具一式)の展示も…↓↓
一つ一つ手間暇かけて材料から栽培して、編んでいくまでのことを考えると、それはそれは高級品ですよね。
作品がいろいろと展示されていましたが、それぞれの作品にどれくらいの日数を費やしたのか…などの表示もあり、面白かったです。
この箱とか、鮮やかできれいでした↓↓
こんな丸みを帯びたフォルムもいいですね…
帽子とかばんも夏にぴったり!
花ござ作り体験
早速私たちも体験させていただくことになりました。
渡されたのはイグサ。
そして、途中までできているミニ花ござ↓↓
ここからの続きを編んで行くのですが、この体験のお部屋には壁一面に複雑そうな模様の花紋席が飾ってあります。
相当大きいし、色使いも何色も使っていて鮮やかなので、相当な時間がかかると思うのですが、私たちが体験の際に作るのはもっともっとシンプルなもの…
このように、横一列単色です↓↓
編みこむ色を一列ずつ変えていきます↓↓
半透明のテグスのようなもので編みこんでいくのですが、順番を間違えると、教えていただいているアジュンマに起こられてしまいました…
それでもようやく何とか形になってきました…そして仕上げはもちろんアジュンマにやっていただきます↓↓
出来上がりはこんな感じ↓↓
半分に切ってコースターにしてもいいとの事。
私は面倒くさかったので(切るのはいつでも出来るし!)そのまま持ち帰ってきました。
その他、体験教室のところにも、色々な作品が飾ってありました。
見てるとかわいくてほしくなるのですが、いざあっても、使い道はやっぱりあまりないかもしれませんね…
値段もついているのがあったので、ガッツリ売り物だと思います。
それにしても結構どれもいいお値段…製作にかかる手間や時間を考えると当たり前ではあるのですが…。
韓国に旅行できて記念に!とか、ちょっとしたお土産にはステキなものばかりなので、いいかもしれませんね!
花紋席文化館へのアクセス
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住所:인천광역시 강화군 송해면 양오리 630-1
電話番号:032-930-7060
と、江華島の観光もここで終了。
ソウルからも近く、手軽に行けるので、ソウルに来すぎてソウルに飽きちゃった!なんて方や、韓国の歴史にどっぷり浸りたい方などにはとてもおススメの観光スポット満載の江華島です。
是非、足をのばしてみてください。
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[char no=”1″ char=”日本人OL@韓国”]本件、韓国のブログ記者団の一員として、活動に参加させていただきました。韓国観光公社在韓日本人ネットワーク様、ありがとうございました!活動について、もっと詳しくお知りになりたい方は以下のリンクから韓国観光公社様の公式ページへ![/char]公式ブログ ⇒韓国観光公社在韓日本人ネットワーク様の公式ブログ
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日米韓行ったりきたりしながら会社員しています。