ブラジルとアルゼンチンの国境にあるイグアスの滝…
やっぱりせっかく地球の反対側まで来たのだから、どうせならブラジル側とアルゼンチン側の両方からみたいですよね!
イグアスの滝ブラジル側の拠点である「フォズドイグアス」と、アルゼンチン側の拠点「プエルトイグアス」の間を移動するにはバスやタクシーがありますが、今回はアルゼンチン側からブラジルまでローカルバスで移動してみました。
目次
イグアスの滝アルゼンチン側からブラジル側までの行き方…路線バス編
プエルトイグアスのバスターミナルはそこまで大きくないので、バスターミナル内で迷うことはないと思います…。
バスターミナルは、上の階に各バス会社、長距離バスなどのチケットを買うボックスオフィスみたいなのがあって、下の階にバス乗り場があります。
これは上の階からバス乗り場を見下ろしたところ▲▲
サンパウロのバス乗り場は、乗り場もたくさんあって、広くて薄暗くて怖くて…という結構散々な感じでしたが、プエルトイグアスは明るくて全然怖くない!
今回は昼間の利用だったので、夜のバスターミナルの雰囲気はよくわからないですが、アルゼンチンは南米でも若干治安のいい部類に入るし(それなりに発展しているほうなので…)観光地であるプエルトイグアスのバスターミナル…そこまで警戒させるような要素はなかったです。
それでも”南米”のバスターミナルなので、気を付けなくてはいけませんが…。
バスターミナル内の売店や食堂▼▼
ところで、ブラジルとアルゼンチン、行ったり来たり簡単にできるのはいいですが、通貨が違うので、ちょっと厄介です。
また、1時間の時差もあります。
バスの時間や飛行機の時間などを計算するときは、ちゃんと時差も計算に入れないと…空港やバスターミナルで1時間待ちぼうけなんてことはまだいいですが、最悪乗り遅れることになりますので…。
とりあえずアルゼンチンペソを手に入れるために、売店で買い食い…
ブラジル側のフォズドイグアスではアルゼンチン通貨を…、アルゼンチン側のプエルトイグアスではブラジル通貨を…それぞれほとんどのお店が受け入れていた印象ですが、おつりはどこでもその国の通貨で返ってきます。
う~ん、暑かったので、それなりに清々しいけど…なんとも味気ないレモンアイスキャンディーでした。
ローカル路線バスの乗り方
バスの乗り方はいたって簡単でした。
バスターミナルのボックスオフィスや売店のある階のはずれに、バス乗り場への降り口があります。
ちなみに、ブラジル~アルゼンチン間のイグアスの滝拠点を行き来するバスは、車内で乗車時に運賃を支払うので、チケットの準備は必要ありません。
が、現金の準備は必要です。(ブラジル/アルゼンチン通貨どちらでも支払い可!でした。)
標識に沿って進むと、「Brasil Foz do Iguacu」と目印のあるバスがいました~
早速乗車!
発車を待っている最中、路線バスの中から車外を見ると、「ウルグアイ」と書いてあるバスが停車中でしたが、ここからウルグアイってちょっと遠いのでは…?それでもバスはなんだか普通の路線バスのようでした。
イグアスの滝アルゼンチンからブラジル…バスの料金
アルゼンチンもブラジルもインフレがすごくて、どんどん物の値段が高くなっていくと思いますが、一応今回の利用時のバス運賃を載せておきます。
私が乗ったときは…
- 伯レアル建て:4レアル
- 亜ペソ建て:20ペソ
大体どちらも150円前後でした。
チケットはなくさずに持っておく
乗車時に払うと、こんな感じでぺらっぺらの紙切れをもらいます▼▼
この紙切れチックなチケットは、後でまた必要になるので、なくさないように注意が必要です!
バスの中の様子▼▼
ブラジル側の国境ではバスが待ってくれない…
無事、アルゼンチン側からブラジル側へ渡るローカルバスに乗れたはいいですが、次の関門は出入国審査です。
ところで、アルゼンチン側の出国審査は何事もなく過ぎ去りました。
問題はブラジル側の入国審査…
ここで大事なことなのですが…ブラジル側の入国審査中バスは待ってくれません。
なので入国審査を終えて、外に出てきたころには、バスはもういないと思いますが、パニックにならなくても大丈夫です。
それが普通のようなので…
バスの運行は2社が行っているようですが(私が行ったときはそうでした)、どちらかのバスのチケットを持っていれば、ブラジルの入国審査のために一時下車しても、次のバスに乗れます。
ちなみに…フォズドイグアス(ブラジル側)とプエルトイグアス(アルゼンチン側)のバスターミナル間を走るバスは、運行間隔20~30分と聞きましたが、時刻表がないので定かではありません。
が、私たちも結局30分ほど待っていたら、次のバスが来ました。
一緒に入国審査を済ませた人々がそのまま一緒に次のバス待っていたので、迷うことはなかったです!
イグアスの滝の路線バスターミナルまで所要時間1時間以上…
途中、ブラジル入国審査にて、次のバスまでの待ち時間が加算されるので、結構時間がかかってしまいます。
ブラジルの国境で待ちがあるなんて知らなかったので、ブラジル側のバスターミナルについたときは結構ぐったりしてしまいました。
ブラジル人と仕事をしていると、ブラジルの路線バスにだって時刻表なんてものは存在しないんだろうな…なんてことは容易に想像がつくのですが、日本人の感覚としては「バス停といえども、標識も何もない道路わきで、次いつ来るのかわからないバスを待つ」というのは精神的に苦痛でした。
(もしかしたら、私が韓国で働いているから、とてもせっかちになっているだけなのかも…ですが。)
終点のイグアスの滝ブラジル側路線バスのターミナル周りには、なんともローカルな風景が…▲▲
ちなみに、イグアスの滝の入り口まで行ってくれる路線バスが発着するのと同じターミナルです。
サンパウロからバスで来た時に降り立った長距離バスターミナルとはまた違うので、長距離バスターミナル利用の際には注意が必要です。
日米韓行ったりきたりしながら会社員しています。