韓国で働く日本人OLな私の「会社でのストレス」を最低限に抑えるルール3つ

最近、「韓国で働くって…どうですか?」という漠然とした質問をよく受けるようになりました。

質問してきてくれる方々のなかには、韓国に興味がある日本の学生さんだったり、韓国で就職活動を考えている留学生だったり、駐在にこれから来ます…という方だったり、韓国ですでに働いている方だったり…いろいろな方がいらっしゃったのですが、質問自体に具体性もなく、なかなか答えるのが難しい質問だったので、これを機にちょっと頭の中を整理しようと思いました。

韓国だけでなく、海外で仕事をするにあたり、いろいろと変なやるせなさやストレスを感じることも多いかと思います。

今、私が韓国で働くにあたって、自分で勝手に大切だ思いつつ常に心に留めているコトがあるのですが、(基本的すぎることではあるけど)書きます。

①失礼なことやイヤなことを言われたら?

文化の違い!で、片付けます。

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文化の違いといっても、「国の」…ではなく、その人その人、一人一人の文化の違いで片づけています。

家庭環境や育ってきた環境が違えば、少なからず”常識”にずれが生じるのは仕方ないのこと…同じ日本人同士でも、地域や生活環境、または(言い方はあまりよくないかもしれませんが)社会的な階級などが違う場合、どうしても分かりえない部分があると思います。

海外生活では、相手はその気がなくても、結果的にこちら側が「失礼だな…」と思うことを言われることは多々あります。

また、面白がって、わかっていながらわざと失礼なことを言ってくる人々も、少なからず居ます。

そんなことを言われたときは、個人レベルでの「文化」の違いだと思って、一人一人の価値観が違うのは当然であり、多少失礼なことを言われたり、人格を否定するようなこと(とまではいかなくとも、なかなか受け入れがたいこと)をいわれた場合でも、「この人はそう思っている人、そのように思うように育ってきた人」として片づけています。

あまり、悲しくなるようなことを言われたりしても、海外生活中(特に一人で生活している方)は深く考えないほうが身のためです。

②では実際に理不尽なことがあったらどうする?

理不尽なこと、たくさんあります。

でも、それは日本の会社も同じかもしれません。

ただ、外国人であることが不利に働く場合も多々あったり、外国人であるという変えようのない事実がもとで、いろいろなイヤな想いをしたことがある方もたくさんいらっしゃると思います。

私の場合は、そんな理不尽なことがあったとき用に、捌け口を作っておいています。

仕事のことなら、仕事で挽回すればいいのかもしれないですが、外国人だからとか日本人だから…という理由で理不尽なことに直面したら、どうしようもありません。

なので、そこを攻めてくるような人に会った時や、そこが原因で理不尽なおもいをさせられているときなど、他に捌け口を用意しておくほかありません。

最近の私の捌け口は、体を動かすこと…数キロ走ります。

家の周りでもジムでも。

体を動かして、汗をかいて、肉体的に辛い思いすることで、精神的な辛いことは、束の間ですが、忘れることができます。

ついでにシェイプアップでキレイになって、一石二鳥なのです。

そのほかは、大好きなソルビンに行って、一人で1つ食べる…とか。

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③対人関係の問題は、どこの国でもあると諦める

どうしても嫌な奴というのは、どこでもいるものと思って、あきらめています。

本当にどこにでもいるので、私も韓国以外にも数か国居住しましたが、どこにでもいました。

別に韓国だからといって格段に多いわけではないでしょう(と思ってあきらめましょう)

今まで、日本で生活してきて、いきなり韓国に来た場合、少しでも嫌な奴比率が、日本にいたときより若干高いな…と感じるだけで、「韓国だから…」と思ってしまうこともあるかもしれません。

それでスッキリと片づけられるなら、それでもいいですが、住んでいる国なので、なんでも嫌なことを韓国のせいにしてしまうと、息苦しくなってきてしまうのではないでしょうか?

実際、私が直面する対人関係で一番大変だ…と思うのは、在韓日本人との対人関係のほうです。

韓国人との方が、なんとなく近すぎず離れすぎずでうまくやれてるかな…と感じるのは、私がすでに日本人的な感覚をあまり持ち合わせていないからかもしれない…というのは、否めません。

一番大切なのは「”韓国”のせいにしない」ということ

文化の違いで片づける…とか言っときながら、少し矛盾しているのではないか…とお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的なことは「育ってきた環境も違うし、人それぞれ、身を置いてきた文化が違うしな~」とクールにふるまうのはいいと思うのですが、何事も韓国人だからとか韓国だから!と言い始めると、もう大変です。

韓国人はやっぱり日本人が嫌い?

これもよく聞かれます。

もちろん、政治や国際情勢で、韓国生活において”外国人であること”以前に、”日本人であること”が不利になることもあるかと思います。

確かに、個人レベルでいえば「日本人が嫌いだ」と公言してきて、いろいろといやがらせ的な発言をする人にも出会いました。

が、それは本当に本当に仕方のないことであり、気にしない以外に、解決策はありません。

そんな人がいたら(特に仕事でかかわる範囲に)、「あ~そうなんだ、発言に気を付けないとな…(刺激しないように)」以外は特に何も感情を持たないようにしました。

実際、私は今の韓国企業4年目ですが、そんな人は少ないです。

というと、「いやいや、そんなことないでしょ、韓国人は日本人嫌いでしょ?」と思われる方もいますかね…

そしたら、心で思っていても、言わないのがオトナ…というなら、うちの会社にはオトナな方が多いです。

なので、私もその態度に敬意を払い、ありがたく「オトナ」で居ようと心がけるだけです。

私が「オトナで居ようと心がける」とは、やはり「イヤな事をなんでも”韓国”のせいにしない」というところに通じます。

前述の(ルール①で書いた)「文化の違い」で片づける…というのは、日本だったら「家庭環境の違いで片づける」というのをもう少し視野を広くした感じです。

その方その方、触れ合う方によって、個々の感じ方など違うのは当たり前だと思っておくのはとても大切だと思いますが、それがすべて「韓国が…」という風になると、韓国で働いている自分の首を絞めることにつながると思います。

少しでも嫌な思いをした時には、ため込まず、発散する捌け口を準備しておき、最後は「対人関係はどこでも悩むもの!韓国だから…とかではない!」と自分に言い聞かせるしか、実際に道はないです。

気楽に~ストレスはこまめに発散…といって、気楽にできる人は、この記事を読み進めていないと思いますが、それでも住んでる場所や職場環境を変えるのが難しかったら、自分の意識を変えていくしかないです。

私の韓国企業OL生活では、こんな感じのことを心に留めながら、日々過ごしています。

…と、ここに挙げたのはとても基本的なことなので、日本で働いていても同じようなこと考えて毎日生活していると思いますが…。

ちなみに…「韓国で働くって…どうですか?」

この、漠然とした質問を受け取ったときは、もちろん素直に…

「いやぁ、なかなか…大変ですよ」

と、ニコニコ答えています。

ちなみにちなみに…「韓国人はやっぱり日本人が嫌い?」

こちらの質問にも素直に…

「う~ん、そんなことを言う人もたま~に居ますね」

と、答えています。

こっちもおススメ⇒韓国で働く日本人が日々の会社員生活で遭遇するびっくり!「働く韓国人の性質」7つ

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ABOUTこの記事をかいた人

Holo holoとはハワイ語で「ぷらぷらお散歩」という意… 将来ハワイでホロホロするのを夢見ながら、現在は韓国でOLやってます。このブログでは、旅行や出張で行った先のことや海外生活で気づいたことなどを綴っています。