巨済島とは、朝鮮半島の南西に位置する(プサンからは1時間ほど)、昔から日本との交通の要の島であったといわれていますが、現在は造船業で栄えている島です。
ここには2つの財閥系の造船所があり、造船業に従事している方たちはそれなりに高給取りだそうなので、巨済島は朝鮮半島の南端…ソウルからも遠く離れているにも関わらず、それなりに発展している!というのが、巨済島出身の同僚談です。
ただ、最近はタンカーや大型船の発注自体が少なくなってきているとのことなので、財閥系重工も造船業に関してはかなりの苦戦を強いられているとの噂もありますが…。
それはさておき、巨済島では毎年秋に「花祭り」なるものを開催しているようで、今回はそのお祭りに行ってきました。
巨済島花祭り
この花祭りは、巨済島の農業開発院が主体となり、毎年開催されているお祭りみたいですが、いろいろな種類の花々はもちろん、野菜などの農産物や、ハーブなども見ることができます。
一面のお花畑はもちろん、普段なかなか立ち入る機会のない「韓国の畑」でとれる農産物も見ることができます。
早速リアス式海岸線上のくねくね道を通って会場に向かいます。
ところで、前述ですが、巨済島は造船業のおかげで経済的にもとても発展した街(南端の島にしては…ですが)なので、道中には高層マンションも目立ちます↓↓
また、島には1つだけですが、ホームプラスや映画館もあるようです。
そんな街中や海岸線を通りつつ、花祭りの会場に到着↓↓
ゲートの奥に見えるヤシの木が少しだけ南国感を漂わせています。
そして、ゲートの入り口付近には、農業開発院が絡んでいるということで、日本の農協が開催しそうな感じのテントを出した催し物会場もありました↓↓
こちらは、巨済のマスコットキャラクター…モンドリ&モンスニです。
モチーフは石なのですが、巨済には砂浜のほかに砂利浜もあり、そこではこの石が波によってぶつかり合ってとてもきれいで風情のある音がするとかしないとか…↓↓
今回はビーチで遊べる季節ではなかったので、次回巨済に来るときは、ぜひ真夏の砂利ビーチにも行ってみたいですね。
早速お花畑エリアへ
入園しての第一印象は「若干…蕾が多い…」という感じ。
この、巨済の造船業にちなんだ大きな船がお出迎えしてくれるのですが、これも本来はお花が咲き乱れているはず…
なのですが、今回は若干季節がずれてしまって、まだまだ青々とした葉っぱと、つぼみ(近くまで行って確認…咲き終わった後ではなく、これから!な感じ)でした。
気を取り直して、総合案内を頼りにほかのエリアに移動します↓↓
園内はそこまで広くはないので、がっつり一面花畑を散策をする…というよりは、各テーマごとに区切られているエリアをゆっくりプラプラお散歩していくような感じ。
私たちが入園した際は、ちょうど夕暮れ時に差し掛かるところだったので、西日が差していたのですが、特設ステージなどもあり、きっとイベントもいろいろあるのでしょう↓↓。
私たちが行ったときは静かでした。
こちらの門は少しだけお花が咲き始めていた感じ↓↓
海に囲まれた巨済島なので、海の生物を模った作品もありました↓↓
次に向かったエリアは秋の風物詩、コスモス畑↓↓
カメラを買ったばかりだったので、さっそく写真の練習…。
写真は全くの素人ですが、自画自賛できるレベルのものが取れるFujifilm X70はさすがです。
シャッターを切るだけで、こんな「それっぽい」写真が撮れるとは…やっぱり撮影に時間をかけるのを面倒くさがってしまうなんちゃってブロガー向けの、最高のスナップカメラではないでしょうか。
カメラの話はさておき、もう少し先に進みます。
先ほど特設ステージが出てきましたが、公演日程表なるものを見つけました↓↓
もちろん、この日程表はこの巨済市の花祭り公式ホームページ(공연전시체험일정内)でも確認できるようです。
そして、次はひまわり↓↓
こちらも、若干早くて、まだまだ咲いていないひまわりのほうが多かったですが、全部咲き乱れたら、それはそれはきれいそうですね…。
それだけに、時期が少しずれてしまったのは、ちょっと悔やまれます。
でも咲いていたヒマワリはきれい…
ひまわり畑の中には撮影スポットもあり、家族連れの方々が入れ替わり立ち代わり子供の写真を撮っていました。
私がひまわり畑の撮影スポットよりも何気に惹かれたのはこっち↓↓
サツマイモ堀り体験。
夕方に差し掛かる時間で、少し遅かったこともあり、この日の体験はすでに終了していました。
が、その体験ゾーンの前には、韓国のサツマイモが種類ごとにずらーっと並べられていました↓↓
ちなみに、1キロ当たりの体験量は2,000ウォンだそうです。
最後にサツマイモ掘った思い出は…たぶん、小学生のころだったかな。
サツマイモのほかにも、韓国料理には欠かせないニンニク畑もありました。
こちらはイタリア産ニンニク↓↓
そしてこっちはフランスのニンニク↓↓
ニンニクが淡々と原産地ごとに植え付けられているさまは、なかなかシュールで面白かったです。
せっかくなので、食べ比べもしてみたいものですが、そんなニンニク試食コーナーはなかったようです。
ゴーヤーやらへちまやらヒョウタンやら…
次は、ツル植物のトンネルに行ったのですが、ちょうどハロウィン時に行ったので、ジャックオーランタンも一緒に展示されていました。
もちろん落書き済み…↓↓
「Fall in Love」??↓↓
こんな感じの家族愛や友情、恋人などをターゲットにしたマーケティング、韓国多いですよね…。
私は韓国担当ではないので、なかなか企画する機会はないですが、韓国のいろいろな観光地に行ったり、日々の生活での”韓国的な”マーケティングメッセージに触れると、ひしひしと感じます。
「あ~、こんなのが受けるんだろうな…」と。
さて、そんなことを思いながら、花祭り会場内の散歩を続けます。
ここからは(今まで以上に)写真メインなコンテンツで〆ます。
コスモス…再び↓↓
年末に向け、飲み会漬けな毎日を送っていた数年前に、カラオケでよく聞いた(うたった)山口百恵さんのコスモスが頭の中で無限ループするコスモス街道を抜けて次のエリアへ。
中心部の南国風な木が少し場違いに添えられているのが、少しシュールで面白いです↓↓
山の急斜面にいそうな動物…↓↓
ビニールハウスの中…、個人的にはここが好きでした↓↓
ヒヤシンスやそのほか球根植物や、なんてことはない多肉植物など…↓↓
こんなのがいっぱいある、ビニールハウスの中でした。
昆虫博物館は子供に大人気!
敷地内には昆虫の標本が展示してあるところもありました。
入り口でお出迎えしてくれる…私には種類がわからないですが、昆虫の模型↓↓
カブトムシも数千円で売っていました↓↓(そんなカウンターの前には、やはり子供たちがたむろしていました…韓国でもやっぱり人気なカブトムシ…!)
そのほか、蛾や蝶々の標本が展示してあったり、蚕に触れる体験コーナーがあったりしましたが、写真撮影は(私が虫ダメで気持ち悪いので)自粛しました。
花祭り会場へのアクセスと入場料
入場料は大人3,000ウォンで、とてもリーズナブル。
ゆっくり写真撮影をしながら回ると、半日はかかりそうですし、またいろいろな催し物や公演の日程に合わせていくと、もう少し長くいられそうです。
開催期間中はバスも臨時運行しているようなので、とりあえず巨済島まで来たら何とかなりそうな感じ…。
詳しい場所はこちらです↓↓
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住所:거제시 거제면 거제남서로 3485-17
公式ホームページはこちらです:巨済花祭り公式ページ
お花に囲まれた撮影スポットや、サツマイモ掘りのような体験ゾーン、そして子供に大人気な昆虫や幼虫に触れる昆虫館まであるので、ご家族連れの方にもおススメです。
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日米韓行ったりきたりしながら会社員しています。