以前、韓国の不動産事情についてお話ししましたが、
今日も少し不動産の話をします。
というのも、どうやら私は今住んでいるトコロを出ないといけなくなりそうでして…
これからどうする?ということについて備忘録的に綴ります。
目次
なぜ引っ越さないといけなくなったのか?
まず、今住んでいるトコロは「チョンセ」と言って、結構大きな金額の保証金を渡す代わりに
月々の支払いはゼロ…という韓国特有の借り方をしているのですが、
もうすぐその契約更新があります。
チョンセって何?という方は、こちらで少し韓国の不動産契約の形態について書いていますので
参考になさってください。
今年も何事もなければそのまま住み続けようと思っていたのですが、
今回の更新で私の部屋の持ち主さん(大家さん)側から契約打ち切りを切り出されました。
というのも…
そのお方が、私が今住んでいる「物件を売りに出す」
という決断をしたのでした。
そして、私は今のオーナーさんと賃貸契約の延長ができなくなってしまいました。
私に残された選択肢は2つ
- もうさっさと見切りをつけて、次を探す
- 買い手がすぐに見つかって、しかも今と同水準の保証金で「チョンセ」契約で貸してくれることに賭ける
どちらも一長一短あるのですが、
さっさと見切りをつけて次を探す
1つ目の選択肢のメリットとしては
- どうせ引っ越すなら、好きな場所で探せる
- 満期での引っ越しになるので、解約金等かからず引っ越すには良いタイミング
デメリットは
- 面倒臭い
- 面倒臭い
- 面倒臭い
です。
保証金の金額などは、住む場所によってマチマチなので、
高くなるとも安くなるともどちらとも言えないですが
カンナムに住みたい私としては、高くなるの覚悟での引っ越しとなり、
それもデメリットといえばデメリットですが、それはしょうがないと思っています。
それよりも、とにかく面倒臭い…。
信頼できる不動産やさんを探して、お部屋を見に行って、契約を取り付けて、お金のやり取り(しかも大金…)があって…
色々と本当に面倒臭い。
これに尽きると思います。
しかも荷物も多いので、それはそれは…一人でのお引っ越しはとても大変そうです。
今のトコロに住み続けられるだろう…と願い、待つ
メリットとしては、
- 特に部屋に不満はないので…引っ越さなくていいならその方がいいのかもしれない
- 契約更新で保証金額が上がったとしても、想定範囲内の値上がり…
デメリットは、
- 買い手(次の大家さん)がすぐに決まるとはわからない…
- しかも決まっても「チョンセ」契約かわからない
- 結局出て行くことになるかもしれない。
月々の支払いが発生する「ウォルセ」という契約方式だったら
どっちにしろ引っ越したいな…と思っていました。
ただ、買い手が現れて、チョンセでは契約できない!とわかってから他を探すのは
時間的にも厳しいかもしれない…と今の不動産屋さんに言われています。
結局、お金の工面のために売りに出される物件
今の不動産屋さんと話したのですが、
やはり、急に売り出すことになったオーナーさんの経済状況があまり良くない可能性が高いので、
現状、満期日に保証金の払い戻しができない可能性もある…
と言われてしまいました。
一旦、オーナーさんと協議していただいて、来週末をめどにもう一度連絡してくれるとのことでしたが…
外国人が個人でチョンセ契約をするリスク
今回、不動産屋さんに聞いた話はどれも今後の私の不動産契約形態について考えさせられる話でした。
一時預けるだけとはいえ、外国人が多額の保証金をやり取りするのは、色々とリスクがあるんだな…と。
駐在できていたり、会社から呼び寄せられてきているような方々…
会社から守られている外国人なら、とてもいいシステムだし、
そんな場合は会社が契約しているので、たとえ契約に問題が発生しても
個人的には何もしなくてもいいのでしょう。
また、今回のようにオーナーさんに経済的な問題がある場合でも
チョンセ契約時に不動産登記さえちゃんとしていれば、
たとえ大家さんが保証金を払い戻せない状況になった場合でも、
時間はかかりますが保証金の払い戻しがされるので
韓国にずーっと住み続ける方は問題ないかもしれないと思います。
ただ、私のようにいつ韓国を出て行くかわからない場合は、チョンセでずっと契約していると
「よしっ、韓国出よう!」と思った時に、チョンセの契約保証金を取り戻すまでは韓国に縛られる…
という問題も発生する可能性が。
なので、もう今後はウォルセで契約した方がいいのかな…と若干…思ってます。
今住んでいるところの契約がもうすぐ打ち切られるのは確かなので
とりあえず今は新居を探しています。
早く見つかると良いですが…。
日米韓行ったりきたりしながら会社員しています。