感想…ジェーンスー「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を働くアラサーが読んだ

韓国在住の私もアラサーになって、新卒(&現地採用)で入った韓国企業も気づくと4年目になっていました。

最近はヨノナカキビシーようだし、ここ数年は新入社員だって昔みたいにバンバン入ってくる!なんてことはなくて、4年目になったからって後輩もそこまで増えないので、まだまだ私自身「新入社員」気分がいまいち抜けていません。

そんな私が言うのも生意気ですが、私も私なりにアラサーに差し掛かり、働く女性としての心のモヤモヤが常にあるのです。

韓国もなんだかんだ、今の部署は女性が多いし、会社の福利厚生は意外と充実していて、女性が働きやすい会社を目指している感は見えるのですが、それでも、やっぱり感じるのです…もやもや。

また、韓国では「女性である」というマイノリティーに加え、外国人でもあるので、一概に「働く女性」として感じているモヤモヤなのか、それとも「働く外国人」として感じているモヤモヤなのかは、はっきりとした線引きがあるとは言えませんが、それでも、ジェーン・スーさんのこの本を読んで、アラサーの私の職場で感じる心のモヤモヤが少し晴れた気がします。

働く40代の方に、たくさん共感できるような内容…との触れ込みでしたが、働くアラサーの私が読んでも、心がスーッと落ち着いたり、スカッとまではいかなくとも、モヤモヤが若干解消されたり、はたまた、諸先輩方のアドバイスだと素直に受け止めようと思った部分もあったり…とにかく、読んでて感じたことをアラサーの今、書き留めておこうと思いました。

韓国企業でOLしている私が思ったこと、なかなか普段口にできないので、この場を借りて、いろいろ書きたいと思います。アラフォーになるまでこのブログ続けてたら、読み返したいですね。

ジェーン・スーさん

このブログを開設したころ…私の引きこもり度+暗さともにマックスだったころに、何気なーく見た若干ふくよかめな女性タレント(芸人)の方が何人も出ている番組で初めて知りました。

その番組には、私の好きな渡辺直美さんと、近藤春奈さんが出ていて…私の気力が最底辺で、意識がもうろうとしていたときに目にしたのか、番組内容的には何一つ覚えていないのですが、番組の冒頭かどこかで、アメリカの有名なクラブミュージックに合わせて、出演者の女性芸人の方々がキレッキレのダンスをしている光景が印象的でした。

そんな番組で見かけた~ぐらいの存在だったのですが、最近出張の移動の際に、電子書籍を読むようになって、ジェーン・スーさんの本が「おすすめ」に表示されるようになったのです。

この、「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」は、タイトルに惹かれて何気なく買った本ですが、読んでいてうんうん!と心の中で頷きつつ、思わず涙してしまう場面もありました。

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

私もどちらかというと、女の子扱いされることがすごく苦手な感じで大学までは過ごしていました。

その理由はこの本の中で、ジェーンスーさんが分析し、記してある理由と同じでした。

可愛らしさを通行手形にして人生関所をらくらく通過する女たちを横目に、可愛らしさとは無縁の女たちも、人間軸での通行手形を手に人生関所を悪戦苦闘して通過します。

引用:貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

たぶん、自分にはそんな風に「女の子」として愛される資質は持ち合わせていないから、ほかのところで頑張らないと!という感情の元、自分が劇的に自信が持てなかった「女の子らしさ」はさておき、勝てそうなほかの分野を伸ばすことに専念しようとしていたのだと思います。

また、私が比較的若いころに頑張っていた分野は、男女性差なく扱われるような分野だったので、そこでの「可愛らしい」という女らしさが格別武器になるわけでもなく、また大学時代は極端に女性の少ない学部に行ってしまったので、完全なる男性競争の中に巻き込まれ、可愛さ云々が有利に働く関所はありませんでした。

そんな私も韓国にきて、この4年間たくさん学んだことがあります。

私がぼやぼやーっと「韓国で学んだこと」として感じていたことが、本著には整理されて言語化されていた

森で読書:ジェーンスーの貴様いつまで女子でいるつもりだ問題を読んだ日本ではバイトに毛が生えたぐらいの就労経験しかない私ですので、日本の「女性にとっての」労働環境がどんなものかは正直よくわかりません。

ですが、少なくとも、韓国で働くにあたって、韓国人の女性って常日頃から、すごく「女性らしさ」を意識しているというか、細部まで研究していると思います。

韓国人女性の価値観はみんな似たり寄ったり…と書くと誤解を生んでしまいそうですが、結構「韓国人女性の目指す”理想の女性像”」って画一的で、バリエーションが少ないイメージです。

そんな共通した”女性像”を持つ彼女たちだからこそ、同じゴールに向かって、日々友人同士切磋琢磨しつつ…というのが、楽しそうにも見えます。

外国人である私には理解しがたいこともありますが、そんな研究熱心な韓国人女性の方々から学ぶことも多いです。

会社で人間関係うまくやっている女性は、女性であることのアピールが上手

本の中に、女性として働くこと…について書かれている項もありますが、韓国人女性たちは、若いころから「女性として働くこと」「女性として男社会で会社ゲームを進めていくこと」について、まさに本著にあったように、ルールを熟知し、自分の立場だけでなく、相手の立場についても熟考し、すごく上手に舵取りをしているイメージです。

たまに計算高すぎて怖くなることもありますが、それでも、目指すところが決まっていると、素直に貪欲に突き進む精神は、韓国人女性から見習わないといけないな!と思うところの一つであります。

韓国にも「うざい」風になってしまっている残念な女性も中にはいる

もちろん、研究しすぎて狙いすぎて、すごくうざい風になってしまっている残念な女性もいるのですが、そんな方も年齢を重ねて気づく時がくるのでしょう…「私のやりかた、何かが間違っている…のかな…」と。

幸い韓国には(少なくとも私の企業の中には)お手本となるような、愛想良しで愛嬌もマックスな女子力抜群女性社員がたくさんいるので、早い段階で気づくでしょう。

私も、なかなか、この本の中でジェーン・スーさんが唱えているような「自分の中の女子性」の存在を認めることができなかった、鎧ガッチガチな人でしたが、韓国にきて、その鎧の無意味さや儚さに、とても早い段階で気づかされました。

受け入れるしかない現実を突きつけられても、私一人だったら打ちひしがれていただけだったかもしれませんが、やはり、私の周りの諸先輩方の助言や助けをかりて、今では自分の中の女子性と、上手に共存できているのではないか…と(まだまだ錯覚かもしれないですが)感じています。

身をゆだねるのも強さ…大海原を上手に航海していく女性たちから学ぶこと

以前の私は、性差なく戦うためには、強く強く、ただ装備を整えて武器の手入れも怠らず…という、かなり自己主張の強い攻撃的な性格だったと思います。

今思うと、意識的に出していた女性的な部分は(少なくとも仕事に関しては)皆無だったかも…です。

20代前半では、考えられなかったですが、本の文中にもあるように、

白黒つけずあいまいな空気を漂わせる…一見主体性のない女の子のほうが、強気な女よりずっと強いと思うことがあるのは、己を漂わせる強さを彼女たちが持っているからです。

引用:貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

韓国の今いる仕事場では、そんな女性をたくさん目の当たりにして、男性社会で上手に身をゆだねて「相手が舵をとって船がぐっと進んでいく」ところに、自分は上手に乗っかっていく…というツワモノ女子に揉まれながら、その技を盗むべく、毎日韓国人OLと接しています。

そんな女性たちに共通するのは、きっとジェーン・スーさんが言及しているように、自分の中の女子性を肯定できている、それでいてそれを完全に強みにできている…というところなのかな、と感じました。

アラサーを迎え、これからの人生考えるときに読んでよかった

この「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」には、ふんわりと頭にとどめておきたい、人生の先輩の教えが書かれていました。

そして、この本を読んで、幼少時代のコンプレックスや家庭環境が、いかに今の私の考えや「女子性」に影響しているのかも、わかったような気がします。

普段は私自身、隠そうとしていた感情なども、ジェーン・スーさんの視点から、事細かに分析されていて、文体もとても軽快で一気に読めてしまいました。

この本を購入する前に、「男性社会で働いている、独身のアラフォーの方には多く共感ポイントがあるのでは…」とのレビューを読みましたが、アラサーの私が読んでも楽しかったです。

とくに、30代は棚卸…と始まる「三十路の心得十箇条」は、今後三十路を迎える私にとって、とても良いアドバイスでした。本当に。

会社のデスクに「三十路の心得十箇条」…小さく書いて貼っておこうと思います。

もちろん今の私でも、がっつり同意できる項もあれば、「そうなのか…!これから私もそう思う日がくるのかな」と思うところもありました。

同じく働くアラサー(同年代)と、アラフォーの方々と…私はあーだこーだと、各項語りたくなるような内容が満載で面白かったです。

また、自分がアラフォーになったとき、バリバリ働いているのか、家庭に入っているのか、何をしているのかはわからないですが、その時に、思い出したように再度読みたい本でもあります。

何か、今とは感じ方が変わっているかもしれません!

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ABOUTこの記事をかいた人

Holo holoとはハワイ語で「ぷらぷらお散歩」という意… 将来ハワイでホロホロするのを夢見ながら、現在は韓国でOLやってます。このブログでは、旅行や出張で行った先のことや海外生活で気づいたことなどを綴っています。