数年と韓国に住んでいるのに、全然韓国の文化体験に参加したり、ソウル観光や韓国の地方都市への旅行などしてこなかった私ですが、この日はソウル市内明洞エリアの韓食体験館にて韓国料理作りを体験した後、同K-style Hub館内の韓食文化館にて、韓国料理や食文化について学んできました。
私の場合、普段は韓国企業で会社員しているのですが、いつもの生活スタイルを思うと、韓国に住んでいるというより、もはや会社に住んでいる…と言えます。
なので、韓国の文化的なことにも興味はあっても、時間的な問題や、気持ちの余裕の無さからも、なかなかどこから手を付ければいいのやら…状態だったのですが、やはり食文化は生活に密着している分、とっつきやすいですね!
うちの会社でも何気なく社食で韓国料理を食べる日もあるのですが、普段気にせず食べている韓国料理について、いろいろと知る機会になってよかったです。
館内では、いろいろと写真を撮ってきたので、載せていきたいとおもいます。
目次
韓食文化館
入口↑↑
左側のお兄さんが今回の日本語ガイドさんです。
一応展示物にはすべて日本語での案内もありましたが、やはり日本語でお話ししながら回ってくださると、やっぱりうれしいですよね。
いよいよここから入ります↓↓
壁には1年を24季に分けた立春から大寒までのパネルが飾ってありました↓↓
そして、それぞれの季節ごと、元来韓国で食べられていた韓国料理が紹介されています↓↓
日本人にもなじみのある節句ももちろんありました↓↓
節句の下にはそれぞれ季節の食べ物が…↓↓
普段何気なく食べているものにも、やっぱり旬だったり、それぞれの季節にちなんだ意味があるのですね…
パネルに並ぶ食べ物や飲み物には、なじみの多い食べ物も多くて(私の好きなシッケもありました↓↓)、勉強になりました!
あとは…ビビンバ↓↓
ビビンバは、もともと1年の最後に、残り野菜などを入れて食べて、その年のものをすべて食してから、新たな気持ちで新年を迎えましょう…という意味合いで、年末に食べられていたそうです。
今はもうビビンバは年中いつでも食べられていますが、食べ物のもともとの意味をたどってみるのも、いろいろと再発見できて面白そうですね。
他の韓国食文化に関する展示物
長い廊下を抜けると、展示ホールに突き当ります。
韓国の食文化に関する展示物が並んでいるのですが、ほぉおおお!と思ったのは、韓国でよく使われる穀物やスパイスなどの実物展示でした。
もちろん、お米から小豆などの日本人の方にも馴染みのある豆類から、塩などの基本調味料まで展示してありました。
壁にはこのようにサンプル写真があり…↑↑↓↓
横には実際の穀物やスパイスなどが展示されていました↓↓
さすがに触ることはできないですが、馴染みの深いものから、なんだろう…というものまであり、韓国の食文化が具現化されていて面白かったです。
韓国でよく見る壺の展示も…
チャントクデと呼ばれる、様々な形の壺ですが、ジャン(醤=韓国の発酵調味料など)を作って保存してあったりします。
土に埋めて保存しているようですが、大きさは様々です。
もう少し展示ホールを先に進むと、この壺が並べられていて、中に入れて保存されていたであろう保存食の説明などと一緒に展示されています。
このように↓↓保存食の見本があります。
例えば…お漬物↓↓
桔梗の根のお漬物…
私の撮影の腕だと、中身と文字をどちらも鮮明に移せなかったのですが、このように↓↓見本のミニ壺をのぞき込むと、説明書きにある保存食の写真を見ることができます。
そういえば、ここの展示を見ているときに、以前景福宮に行ったときに見た、特設展示で並んでいた壺を思い出しました…。
壺には地域性もあると聞いていたのですが、景福宮にその時展示されていたのは、全羅道のものだったですね↓↓
大きいものは、大の大人が一人は入れるくらいのサイズのものもあり、結構迫力があります。
韓国料理によく使われる材料など
穀物やスパイスの展示のほかにも、韓国料理でよく使われる材料の展示もありました。
この大きなクローゼットみたいなものの中に、材料が収められています↓↓
この”クローゼット”全体の見取り図みたいなものが壁に掲げらていましたが↓↓
- 韓国料理を代表する食材
- 四季折々の食材
- 様々な環境、豊かな食材
…と、銘打ってソーティングされているようですが、本当にいろいろなものが入っているようです。
私も時間内にはすべてを見て回ることができませんでしたが「へぇ…なんだろうこれ…」というものもあり、是非行ってみた際にいろいろ確認してみてくださいね!
また、食材だけでなく、下の大きな引き出しには、韓国の食器なども収められていました。
金色の食器や真っ白の磁器など、韓国の食器もキレイな食器多いですよね↓↓
クローゼットの裏面もこんな感じでびっしり↓↓
側面には調味料や穀物・豆類の展示があります↓↓
カラフルで見ているだけでも楽しいです↓↓↑↑
小さな引き出しも開けてみました↓↓
おなじみの白菜や、唐辛子粉も収まっています↓↓
それぞれ季節ごとの食材の中に「秋…海藻野菜のパリパリ揚げ」なんていうのもありました↓↓
なんか…おいしそうで、惹かれました。
でも、果たして「パリパリ揚」げは食材というのだろうか…「海藻野菜」だけでよかったのではないか…という疑問は残りましたが…。
ここの韓国食材紹介のコーナーは、実際に引き出しや扉を開けてみたり…とインタラクティブな仕掛けが満載だし、色鮮やかでキレイな展示物が多かったので、お子さん連れにもいいかもしれないですね。
事実、私が行った時にたまたま通りかかった韓国人の女の子は「いげもや~(←韓国語で「なにこれ~~!」)!!」と歩き回りながら、お母さんと一緒にいろいろと触っていたようです。
普段から韓国で生活しているので、スーパーや市場、韓国食堂などでも韓国の食材や料理には日常的に触れているはずですが、ここの文化館では再度韓国の食文化について学ぶことができ良かったです。
K-style Hub内韓食文化館の施設紹介
地図はこちら↓↓
【地図↑↑下部緑色の駅】2号線から行く場合はウルチロイプク(乙支路入口)駅の2番出口を出て大通りをまっすぐ行き、チョンゲチョン(清渓川)の前手前を左折、少し行くと左手に見えます。
【地図↑↑上部青色の駅】1号線をご利用の場合は、チョンガク(鐘閣)駅5番出口を出て、大通りをまっすぐ、チョンゲチョンを渡ったところで道を渡ってから右折、少し行くと左手に見えます。
韓食文化館は、このK-style Hubというビルの中の3階にあります。
韓国に興味を持ち、初めてソウルにいらっしゃった方も、すでに何度も韓国に足を運んでいる方も、明洞エリアから徒歩圏内と、とても便利な立地にあるので、韓国の食文化に興味のある方は是非一度足を延ばしてみるといいかもしれません!
こちらも併せてどうぞ↓↓
K-style Hub4階の韓食体験館にて料理体験をした時の記事です。
[char no=”1″ char=”日本人OL@韓国”]本件、韓国のブログ記者団の一員として、活動に参加させていただきました。
韓国観光公社在韓日本人ネットワーク様、ありがとうございました!
活動について、もっと詳しくお知りになりたい方は以下のリンクから韓国観光公社様の公式ページへ![/char]公式ブログ ⇒韓国観光公社在韓日本人ネットワーク様の公式ブログ
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日米韓行ったりきたりしながら会社員しています。