今回の出張の行き先は仙台。
こんな入ったばっかりの私が仙台に行かせてもらえてすごくうれしいけど、実際は結構「誰も行きたがらなかったから」という単純な理由があったのです。
韓国人にとってのMERS
もうすでに忘れ去られている感も否めないですが、まだまだ感染者が出ています。
ただ、地下鉄でも映画館でも…どこでも、もうマスクをしている人の姿はほとんど見当たりません。
感染者の大部分が病院で発症いて、院内感染しかないので、あまり警戒しなくても大丈夫との判断でしょう。
すでにみんな、「自分は大丈夫」との自信が見え隠れしています。というか私の周りの韓国の方々は口に出して言っています。
「ま、もう大丈夫でしょw」
日本人にとってのMERS
今回の出張でも思いましたが、まだまだ日本では日本のマスコミの報道の仕方も影響しているようで、取引先を訪問する際に、韓国から来たと言うと先方に敬遠されるので、日本で駐在中の本社の人ということにしといてくれ…といわれてしまいました。
気持ちはわからなくもないですが、実際に韓国で普通に生活している身とすると、そんなに過敏に…警戒しなくてもいいのにTTと思ってしまいますね。
韓国人にとっての放射能
ただ、今回の出張を決める際に、似たようなことが部内でもありました。
行き先がいくつかある出張だったのですが、そのひとつが
「仙台」
と聞いた瞬間に、みんな口をそろえて「仙台にだけは行きたくない…」と。
- 放射能が…
- 原発が…
- 福島が…
などなど。
しょうがないのかもしれないですが、韓国内ではまだまだ東北全体が危険地帯のようです。
普通にそこで生活を営んでいる人もいるというのに、なんだか人の住むところじゃない…的な言い様をされると、少しカチンときてしまいます。
ただ、私はMERSに対しての韓国内の実情と日本での報道のされ方や、震災や原発、放射能に対しての日本国内の実情と韓国での報道のされ方を見聞きしているので、日本韓国それぞれどちらに対する反応も、しょうがないのかな…と思います。
ただ、その報道のおかげで私は十数年ぶりに仙台にも行けて良かったです。
前回の出張からまだ日があまり経ってないですが、いつ行くことになってもうれしい「日本」満喫しようと思います。
日米韓行ったりきたりしながら会社員しています。