ブラジルに滞在していて思うことは、地域によって治安の良し悪しは色々バラつきがあるようですが、ブラジル人に聞いてみると全体的に都市部はやっぱり全体的に治安が悪いようです。
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サンパウロ/リオデジャネイロなど大都市部の治安
日本から1番遠い国の一つ、日本の真裏に位置するブラジルですが、自然も豊かで、人もにぎやかで楽しいし、食事もおいしいし…見所たくさんの、旅行者にはとても魅力的な国だと思います。
が、南米…特にブラジルと聞いて、真っ先に頭をよぎるのが「治安は大丈夫か?」ということ…
少なくとも、私はそうでした。
ブラジル滞在が決まったとき、すでに南米には過去にも数ヶ月ほどトータルで滞在歴がありましたが、
なぜ治安が悪いのか
ブラジル人の同僚いわく、貧富の差が激しすぎるというのが、一つの要因になっているようです。
サンパウロやリオでは、町の中にファヴェーラ(/ファベーラ=貧困街)と呼ばれる地区があるのですが、ここには1日の生活すらままならないような、貧困層の人々が暮らしています。
ここで暮らす大半の住人は、不法占拠しているなど、違法な形で住居を勝手に廃材などで建てた場合が多く、ファヴェーラ内部は衛生状態なども悪いようです。
一方で、サンパウロには高級デパートなどもあり、日本でもおなじみの欧米の高級ブランド店が数多く出展しています。
このように、ブラジルは都市部内だけでも相当な貧富の差であり、衛生面などで一定水準以上の生活をしようとすると、物価もそれほど安くないことから、中間層がどんどん消え、貧困層の人口増加が著しいという問題も抱えているようです。
このような状況で、貧富の差がどんどん広がり、全体的な治安悪化にもつながっていると、ブラジル人の同僚から聞きました。
防犯対策
旅行者はしっかりおさえたい防犯対策
- 歩かない…なるべくタクシー利用
- タクシー内でもスマホを使わない…特に夜
- 貴重品は手に持たない
- 周りに注意を払う
- スマホは外でなるべく出さない
- カフェなどでも油断しない
- 光り物アクセサリーはつけない
- 路地には入らない
ブラジル旅行者の方にも是非気をつけていただきたい、防犯対策について、こちらでもっと詳しく書いています↓↓
犯罪マップの活用
先日、ブラジル人の友達から聞いたのですが、サンパウロなどの都市部では「犯罪マップ」なるものが活用されているようです。
犯罪マップとは、「ここで私は犯罪を目撃した!/犯罪に遭遇した!」という情報を共有しあう地図ですのようですが、サンパウロやリオデジャネイロ、すべての地域で起こる、すべての犯罪が登録されているわけではないです。
目安として…今自分のいる場所が犯罪頻発地域なのかどうか…ということが大体わかるようになっています。
サンパウロの治安:犯罪マップ
これがスクリーンショット↓↓
地域によってバラつきがありますが、やはりサンパウロ大学近くなどの治安はあまりよくないようです。
ちなみに、こちらはサンパウロ市内の有名な公園、イブラプエラ公園の周辺です…一応高級住宅街なのですが、この犯罪マップで見るとこんな感じになっています↓↓
リオデジャネイロの治安:犯罪マップ
リオ全体はこのようになっていますが↑↑、コパカバナビーチの周辺はこんな感じ↓↓
ただ、この地図は、ユーザーが登録した犯罪目撃/遭遇情報のみになるので、当然登録されていない犯罪の方が多いと思われます。
なので参考程度…ということですが、サンパウロやリオデジャネイロなど、都市部に旅行/滞在予定の方は見てみてください。
ブラジル旅行中は必ずおさえたい…⇒南米ブラジルの治安!旅行時に実践したい最悪の事態に備える10個の防犯対策
コッチも…⇒ブラジルの治安…タクシー乗降車の際も細心の注意を!高級ホテルでも安心はできない現実
日米韓行ったりきたりしながら会社員しています。